けんじゃのいし

HogwartsWizard Bold/InkPot

フォント関係で目立ったニュースがないのをいいことに、仕事に集中する日々だ。
それでなくても最近『どこそこで何々というフォントが発表〜』がパターン化しつつあるので、本日は新作以外を中心に書いてみる。
『Ablefont』『HogwartsWizard』『InkPot』『Lego』──これらのフォントがいつの間にかPCに入っていた、という経験はないだろうか。
Ablefont
ハリー・ポッターの原作本や映画のサブタイトルに使われているものとそっくりな文字。コピーライトが明確でないものの、公式ハリポタフォントとされるT26の製品『Able』と同じものに見える
HogwartsWizard
名前からハリポタつながりを匂わせる、ファンタジックなフォント。4スタイルあり
InkPot
同じくファンタジックだが、『HogwartsWizard』よりややいかつい。4スタイルあり
Lego
『Comic Sans』のような、手書きコミック系
一見関連のなさそうなこの4種(計10書体)、実はとあるPCソフトに全て収録されている。
それはLEGO creator : Harry Potterというレゴ関連のホビーソフトなのだが、残念ながら日本では未発売となっている。しかしDVD『ハリー・ポッターと賢者の石特別版』のDisc2にデモ版(当然英語)が収録されており、その中にも上記フォントは含まれているのだ。
つまり何気なくハリポタのDVDROMコンテンツを鑑賞し、かつデモ版まで試用した勇者?のみがこのフォントを入手できていたというわけである。
どうやらデモ版のオンライン配布はないようなので、誰でも入手できるものではないが(ネット上で拾えるハリポタフォントについてはこの辺りを参照)。もし上記DVDとDVD-ROMの読めるWindowsマシンが揃っているなら、発掘しない手はないだろう。
なおデモ版のファイルはDisc2の\common\bin\en\legoの中にある。そこから直接Setup.exeを実行すれば、鬱陶しいメニューを介さずにインストール可能だ。


フォントサイト・10月中〜下旬の新作
Cro-Magnum(Iconian Fonts
カートゥーン系のポップな文字
Millennium-5lines(Maniackers Design
5本のラインで構成された、虹のようなデザイン
Great Heights/Mobilize(ANIGMA GAMES & FONTS
Blackoron(Original Font Gallery of Honey&Death)※Mac用のみ

typOasis系
Worstveld Sling Extra/West Test他(GemFonts @ typOasis
先日記録した『Worstveld Sling』に、より流麗なバージョン『〜Extra』が追加
シルエット系dingbatたくさん、日本の家紋をアレンジしたシリーズ『Mons』など
Manfred Klein @ typOasis
Fontanesi(Frogii's Fonts @ typOasis
Toskanische Egyptienne Initialen(Dieter Steffmann @ typOasis