フォント・オクトーバーを追え!

Zoography/TheRomanRunesAlliance

久々の連日更新である。昨日に続いて、今度はいい知らせの方を……といっても、typOasisのトップで既に書かれていることだが。
かつて有料で販売されていた、Manfred Klein氏のフォント集Fonteria-CDの収録フォントが、フリーDL可能になった。
実際見てみると、普段から良質のフリーフォントをハイペースで発表している氏だけに、有料のものがそれ以上にハイクオリティというわけではない。しかし日本からは入手の難しかった有料フォントが、一度に50書体も無償提供されるという機会自体が貴重かつ、ありがたいものである。
Fonteria-CDの注目フォント
FloRaTialen(ひだの付いた、やや装飾的な作品)
GaraNitials(見出し向きの丸英字)
Jockey/Jonas(同氏の2000年作品『Amazon』と似た感じのポップ系)
Mighty(線+面のデザイン、ミロの絵画風?)
Pfeile 1-3/Pointout(さまざまな矢印のdingbat
Zoography(マンフレッド節のきいた、ユニークなdingfont)

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そして本日もう一つ、Manfred氏による新コンテンツがtypOasis上で公開された。Runen──ルーン文字について書かれた、ほぼドイツ語のページである。
歴史や神話的背景、文字解説といった基本説明も押さえてあるが、メインはやはりフォント。それもElder Futhark(エルダーフサルク)*1のスタイルにとらわれず、さまざまなアレンジを施した現代版ルーン文字が配布されている。
定番フォントサイト・10月頭の新作
Appetite(PizzaDude!
Derringer(SoftMaker)/Glyphs of Hax(Cumberland)※期間限定配布
PC Thanks Elegance(pcCrafter)※期間限定配布インストーラ形式

*1:占いでも使用される、ルーン文字の原形。ゲルマンフサルク、ゲルマンルーンとも呼ばれる