捨てる神あれば拾う神あり
いい知らせと悪い知らせが入ってきた。自分は嫌いなものから先に食べる方なので、本日は後者について書いてみる。
先月頭のDieter Steffmann氏のTypographer's Homepageに続いてまた、大手サイトのフリーフォントが失われようとしていることがわかった。
当ダイアリーでも何度も登場している定番中の定番、Nick's Fontsが10月末でフリーフォントページを閉じる旨を発表したのである。理由についても長文でアップされているが、要約するとやはりSteffmann氏同様、サーバー負荷による超過料金・および一部のユーザーの利用規約違反(勝手にCDに収録して販売するなど)といった問題からだそうだ。
幸いNick氏のフォント配布についても、いつものtypOasisやLuc氏が引き継いでくれるらしいとの有力情報が見つかっている。元がかなりの人気サイトだけに今度はそちらへの負荷が心配だが、とりあえずは無事移管されることを願いたい。
さらにもう一件。今まで紆余曲折のあったdincTYPEも、このところ完全に繋がらない日々が続いている。初めはサーバーの不調かと思ったが、ここまで続くといよいよ……なのかもしれない(ちなみにSnapfontsの方も、結構前から不通となっている)。
少しネットで調べてみたところ、Diane氏(dincTYPE管理人)がどうやら某フォントメーカーにて有料フォント?を製作中らしいという情報が見つかった。フリーの新作がもう望めないとしても、dincTYPE自体は残しておいてほしいのだが……氏の今後の動向が気になるところだ。
JackLantern BB(BLAMBOT Comic Fonts)
ハロウィン向けに、ホラータッチのスクリプトフォント。見ようによってはファンシーにも感じられる
Dia De Los Muertos BV(Blue Vinyl Fonts)
メキシコのお盆的イベント、ディア・デ・ロス・ムエルテス(死者の日)にちなんだdingbat。デフォルメされたドクロの絵が中心
清涼感のあるカナフォント。スカーフをなびかせた感じのワンポイントがキュート
Paco(Maniackers Design)
先日『071MKSD』が出たばかりのマニアッカーズで、またも新作が登場。人気フリーフォント『PICO』の流れをくむラウンドボールド系
Zigzag(Original Font Gallery of Honey&Death)※Mac用のみ
BITNEON(FLOP DESIGN)/Roid Rage(Iconian Fonts)
Redundant(ANIGMA GAMES & FONTS)