おばあちゃんのポタポタ焼

日本と同様に、海外にもフォントの質問場所は多く存在する。そして同様に、『〜のアルバムジャケットのフォントは何か』『映画〜のタイトルのフォントは何か』といった質問が日々繰り返されている。違いといえば海外では、所によりフォントそのもの(有料無料問わず)が返事に添付されていたりする危険があることだろうか。もちろん有料フォントの場合、その作者に見つかると大変なことになる。*1
さて質問される中でも映画のロゴフォントについては、比較的日本でも通じる内容のように思う。特に『ハリー・ポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』『マトリックス』などのヒット作ならなおさらだ。というわけで今さらとは思うが、ハリポタフォントをピックアップしてみた。
タイトルロゴのHarry Potter部分を模したフォントはいくつか存在するが、出所の明確なものは2つ。ロゴにない文字のデザインがそれぞれで異なるため、好みで選ぶことになるだろう。各フォントページで述べられている、ユーザーからの比較意見が興味深い。


ハリー・ポッターのフォント
Parry Hotter(anke-art's Profile @ 1001 Fonts .com
『Parry Hotter』は以前記したanke-artのフォントだが、本家ではなく1001 Fonts内にあることがポイントだ。Harry Potter以外の文字はカールがかかっており、個性が強め。
Harry P(gem's Profile @ 1001 Fonts .com
一方名前のインパクト負けか、やや知名度の落ちる『Harry P』であるが。作者としてはこちらの方が有名な、gem=Graham Meade氏の作である。上記と同様、自サイトがあるにも関わらず1001 Fontsでしか配布されていない。商標的に微妙な、有名ロゴの模写フォントであることが関係しているのだろうか。
全体的に元デザインを生かした仕上げになっており、他の単語を打ってもらしく見える感じだ。
Lumos(Carpe Saponem Fonts
劇場版のサブタイトルや、原作本(英語版)に使われている文字に似せているのがこちら。ちなみにLumos(ルーモス)は作品中で杖に明かりを灯す呪文。

*1:実際に賠償金を請求される例も過去にあった