更に闘う者達

先月下旬に起こったNick's Fonts対Berthold Types事件のその後だが、Nick氏がついに米国の地方裁判所から召喚を受けたそうだ(詳細はLuc氏のサイト内に)。
新たに判明したのは、訴訟の対象となっているのがNick氏とMyFonts.comであるということ。MyFonts.comはオンラインフォントの販売で有名なサイトで、見つけたフォントが有料かどうか調べる際にも役立つ場所でもある。おそらくNick's Fontsのフォントを販売している関連なのだろう。
Nick氏本人やLuc氏も書いている通り、フォントのデザインを確認せず、名前だけで買う人はまずいない。デザインが似ていない以上著作権での違反は問われず、また商標侵害とされるフォント名については、かぶっていない部分(例えば『City Slicker』の場合、Slicker)が主であると述べて戦っていく道もあるようだ。


定番フォントサイト・7月頭の新作
Foot Fight(PizzaDude!
ややにじみを残した、手書き風フォント。
Rambling(ANIGMA GAMES & FONTS
細身のラウンド体(角が丸い)で、使いやすそうな感じだ。
Big Bloke BB(BLAMBOT Comic Fonts)/Kate/Beeper(dincTYPE
Middle Earth/Uppen Arms(Nick's Fonts @ typOasis
渦中のサイトからも、しっかりと新作が発表され嬉しい限りだ。『Middle Earth』の名は今をときめく中つ国を連想させるが、ファンタジーというよりはSF的なデザインのフォント。