黄泉がえり

まるで前回の話題が引き金になったかのように、Snapfontsが一時?閉鎖になってしまった。オープンからまだ数か月であるため、Internet Archiveにも残っていない。置いてあったフリーフォントの存続が危ぶまれるところだ。
後ろ向きなネタ続きになるが、本日も先行きが不安なフォントサイトについて記録してみる。不安とはいえ過去に2度転生している、息の長いところである。
自分がオンラインフォントに注目し始めた当初、そこはeyesawという名前で存在していた。季節によりサイトデザインやコンテンツの場所が異なるのが特徴で、例によってMac用フォントが中心(現在はWin用も一部ある)だったため苦労したものだ。日本のデザイン雑誌でも紹介され、当時の知名度は割とあったように思う。
その同デザイナーが、2000年に入って始めたのはfontmasというサイト。フォントが週代わりで配布されるが過去のものは入手できない仕組みになっており、途中9・11事件や休暇を挟みながらも、きっかり52回=1年分続いた。
そして2002年──完全新作フォントを引っさげ帰ってきたのが、現在のfontomas | 02である。今度は一体どういう趣向を凝らしてくれるのかと期待したが、残念なことに『2003年3月に更新する』という予告を表示したまま動きがない。デザイナーは他にもグラフィック関係のサイトを複数持っているため、単に多忙なだけかもしれないが。もし無事に再開された際は、必ずここでも取り上げようと思う。