ワンダービットスクランブル

日頃使っているのがアウトラインフォント中心のため、ここに載せるものも自然とそうなっているわけだが。昨日ゲーム関係の話題に触れたこともあり、本日はビットマップフォントに焦点を当ててみる。
アウトラインフォントを印刷用とするなら、ビットマップは表示に適したフォント。ドットで構成されており、アンチエイリアス(ぼかし)をかけない。ある程度の大きさで見るならアウトラインでも問題ないのだが、その真価はおおよそ10ポイント以下から発揮される。極小表示における可読性は抜群だ。
国内オンラインフォントの世界では、初めはレトロゲームの画面表示を再現する目的で作られたものぐらいしかなかった。しかし携帯用サイトの流行でページをコンパクトに作る傾向が強まったためだろう、次第に需要と作者も増え、若者を中心に短期間で広まった気がする。
限られたドット数の組み合わせだけに、似通ったものも多いこのジャンル。ある程度の小ささを保った上で個性を出すにはアイデア勝負、といったところだろうか。国内では、有名どころだがBitmapMania一つでかなり満足できると思う。また、『Micro Bit』で知られるCLOPSの新作『Lollipop』のポップ加減もいい感じだ。もっとスタンダードなものの場合は、扱っているサイトが多すぎるためここでは絞れない。
海外では、フリー・数・個性の三拍子が揃っているという点でSUPERLOOPERが気に入っている。