二次配布サイト有効活用

ネットから収集した大量のフォントをカテゴリ分けし、自分のところからフリーでDL可能にしてあるコレクターサイト・二次配布サイトなどと呼ばれる場所。それらは一時期よりは減ったものの、現在でもかなりの数が確認できる。
フォント収集の初期において、欲しいものをまとめてゲットできる場所としては便利なのだが。中には再配布が禁止されているものや製品が混じった、違法サイトもあるため注意が必要とされる。
しかしカタログとして参照したり製作元が閉鎖してしまったフリーフォントを入手するには、こういったサイトもまた有用なのである。その際には、個々のフォントについて作者などのデータが明示され、大手フォントメーカーともリンクしているようなサイトを選ぶのが望ましい。
またそれ以外にも、二次配布サイトを訪問する利点はある。置かれたフォントの総数からすればごく僅かであるが、そのサイト特有のものが含まれることがあるからだ。
例えばdingbat専門のコレクターサイト、Dingbat Crazy(トップの警告が鬱陶しいので注意)にある『Angels&Bears』『Valentine Day』他はサイト管理者のOzmee氏本人の作品だ。おそらくdingbat好きが高じて自分でも作ってしまった、というところなのだろう。そういう意味では第一日目に記した、Fonts & Thingsid:na_om:20030401#p1)も同種の付加価値を持っている。
もう一つの例は、サイトを持たない作者が二次配布サイトに投稿という形で配布を託すもの。1001 Fontsで特に多く感じる。『Fenotype』というフリーフォントサイトがあるが、ここの新作は先に1001 Fontsで配布され、後にバージョンが上がってサイトに正式公開されたりする。β版という考え方なのか、なかなか興味深い。