あけまつ て おめでとり(今さら)
編集画面を見るのも2ヶ月ぶりとなると、どこか遠く感じてしまって切ない。
それでも2005年最初の更新を、ぎりぎり1月分から開始できたことには安堵している。なお昨年12月のフォント関係については、いずれ過去日記として追加する予定だ(実は昨年6月にも1回分、抜けがあったりするのだが……)。
■Maniackers Designのフォントページにて新年早々、複数更新あり
注目は、かつて製品CD-ROMやデザイン書籍からしか入手できなかった、有料フォントのフリーダウンロードが開始されたことだろう。特にレトロ風文字『Nepon』や『Gavadon Ultra』などは、以前から欲しかった人も多いはず。また、Nintendo DSのCMに使用されたことで知られる『Childish』も入手可能となっている
■C-FONTの新作『Chape001』も、かつて製品CD-ROM(フォントパビリオン07)に収録されていたもののリニューアル版
将来的に8種類のファミリーとなるようで、期待大。以前から配布されている『Chape Open』は旧版扱い?
■CHANK FONTSが2月末までのユニークなセールを開始
今回も価格が変動するようで、何とその数値は気温で決めているとのこと(寒くなるほど安くなる)。
また久々に追加されたフリーフォント『Fleur De Wee』は、いわゆる【ユリの紋章(Fleur-de-lis)】の絵を集めた珍しいdingbat。割と需要のあるデザインではないだろうか
■Manfred Klein @ typOasisが2005年版に
今年度から利用規約(Terms of Use)が明確に表記され、よりわかりやすいページとなった
■既に終了してしまったが、Cape-Arconaにて1週間、『CA Magic Hour Shadow』が無料配布されるというイベントが発生。この類は更新履歴や掲示板上で、ひっそりと行われることが多い
Feedback BB(BLAMBOT Comic Fonts)
アメコミの効果音用を想定して作られたもの。騒音向きか
Nucleus/Symmetry(ANIGMA GAMES & FONTS)
『Nucleus』は円で構成された難読系フォントで、ポケモンボールに似ているような……。
『Symmetry』は作者お得意の文様dingbat
Heart Things 2/Slats n Things(Fonts&Things)
ハートなど様々なシンボルを使った、型抜き風dingbat
AK-MyBaby(あくび印)
小さい子供を持つ親向けに作られた、ファンシーなdingbat。赤ちゃんや動物などの絵柄がまとめられている
Honeydripper(ソメシンズドットコム)
『Bacon』に続く、血文字・滴り系フォント第2弾
FreeFix(Typebox)
※圧縮形式がSITのためStuffIt Expanderで解凍、およびWin版を使うにはMacバイナリ除去が必要
アニトレリーフ-教漢(タイプラボ)※要登録
DBストレート12(dwuk)/みきゆFONT ハニーキャンディー(素材屋405番地)
Deutsche Druckschrift/Weiss-Gotisch(Blackletter Revival)
Poilet Taber/Rabiohead/Asqualt他(PizzaDude!)
Featured Item(Font Diner)
■期間限定配布
PC TrainChain(pcCrafter)※インストーラ形式・要メアド登録
Curacao-Regular(SoftMaker)※リンクウェア
ビューティフル”フォント”ライフ
そういえば少し前から、はてなフォトライフの有効利用について考えている。
もちろんフォント見本画像を格納するつもりなのだが、問題はその内訳。単純に毎回の新作フォント一覧を拡張するべきか、見づらいまま放置されているOffice収録フォントリストを画像化するか。あるいは、過去に特集したテーマごとの見本を作るのもいいかもしれない。
幸い画像サイズの節約は本職であり、3MBでも結構な枚数を入れられる自信はある。しかし何かこう、目からウロコが落ちるような活用方法がないものだろうか。
結局良案の思いつかないまま過ぎてしまった、2004年12月のフォント的出来事は以下の通り。
■SHINJI BLUESにて、以前からボツフォントとして展示されていた3作品のDLが可能に
『Melancholic』は別館で密かに配布されている、もんちゃんフォントこと『Mon Chan 01』と組み合わせても良さそう
■FontMesaがMyFontsに参入、日本からのフォント購入が容易に
以前に記録した『Magic School』の完成度からもわかるように、ここの模写フォントや復刻フォントの作り込みには感心する。30%オフのセール中だったこともあり、さっそくコカ・コーラのロゴ風フォント『American Pop』を購入
■今年も12/25限定で、MyFontsからのクリスマスプレゼントが入手できた。昨年も配布された『Anvil』と、『Moxie』『Stock』が一時期フリーに
■2004年に登場した、フリーのクリスマスdingbat
purimoxmas(プリモ)
AK-Winter Yawns(あくび印)※期間限定配布、本年度の配布は終了
Deutscher Schmuck(Blackletter Revival)
Artistamp Medium/Pessima(Harold's Fonts)
『Artistamp』はスタンプ風フォント、Mediumのみフリー。
『Pessima』は映画Invasion of the Body Snatchers(邦題:ボディスナッチャー/恐怖の街)で使われている、Optima風の文字をフォント化したもの
Underscore(ANIGMA GAMES & FONTS)
アンダーラインと文字が1セットで、繋がるフォント。デザイン傾向としては他でも見かけるものだが、エニグマなりのアレンジが加えられている
BrokenHand/Burtinomatic他(Manfred Klein @ typOasis)
手書きの味を生かしたドイツ文字など
FunnyRegular/FunnyKatakana(Third Entertainment)※フォントはMuseum参照
欧文とカナの揃った、キュートでポップな文字
みきゆフォント 毛筆体(素材屋405番地)
年賀状向けに作られた、筆文字風の2バイトフォント。ただしひらがなと数字、一部記号のみ
Sad Films/First Blind 2(Larabie Fonts)
Fenwick Outline(Typodermic)/TipTop他(Blackletter Revival)
CreativeBlock BB(BLAMBOT Comic Fonts)/Miss Amanda Jones(Iconian Fonts)
Larkin Capitals(Paul Lloyd @ typOasis)/Cancontrol(11-D productions)
LVDC Monnalisa ver.3/LVDC OokamiGirl ver.3/LVDC Romantic9 ver.2(Lovedesign Co.)
S_Series0017(S-SERIES)
■期間限定配布
落書き風のdingbat、雪の結晶もあり
Echo & Sway Fontset/GoGo他(dincTYPE)※不定期で配布終了
PC Michelle(pcCrafter)※インストーラ形式・要メアド登録
Grenoble(SoftMaker)※リンクウェア
おすすめ !! パイレーツ
嬉しいことに近頃、typOasisの動きが活発だ。具体的には
■Paul Lloyd(復刻フォント中心)の初期作品を集めた『Reprise!』
■オリジナルdingbatで有名なサイトのアーカイブ『Jeff Levine @ typOasis』
■テーマ別フォントに、新たなカテゴリ『Pirates & Fonts』
……といった新コンテンツが、次々と追加されている。今年春のマシントラブル以来、リンク切れの復旧が中心となっていた同サイトも、ついに再生といったところだろうか。
個人的に注目のPirates & Fontsは、Piratesと付くので一瞬、海賊版!?と誤解しそうになるが、【海賊風のデザインフォント】を指すらしい。
海賊風(フォント)の定義は正直よくわからないものの、集められているのは宝の地図に記されているような、古めかしい文字が中心。また、海賊と縁の深いモチーフ――ドクロ・船などを盛り込んだdingbatも用意されている。
※ただし最下段の『Windlass(Quasimodo)』は、Scriptoriumのデモフォント。本家では現在配布されていないため、DLは控えた方が無難
ProjectMedium(Harold's Fonts)
Mediumのみフリー、他のスタイルは別売。映画Project Moon Baseの、タイトルロゴやクレジットに使われている文字に似せたフォント
RecordCollecting/Coal Train(Jeff Levine @ typOasis)
オリジナルサイトも健在だが、広告の出ない上記の方が便利。また新作も今のところ、上記にしか追加されていない
DeLouisville(Sentinel Type)
ウエスタン+ファンシー?といった感じのデザイン。個人使用はフリー、商用は$20
SwingSet(BLAMBOT Comic Fonts)/Oramac(Iconian Fonts)
Induction(Larabie Fonts)/AK-BlackCastle(あくび印)
Around Sports/Trapeze(House of Lime)※リンクorドネーションウェア
■期間限定配布
今月初めに改装、多数のフォント入れ替えあり
Vanthian Ragnarok(Cumberland)
タイプライター風文字
PC LadyBug Tracks(pcCrafter)※インストーラ形式・要メアド登録
ClearGothic(SoftMaker)※リンクウェア
5日だけのわがまま
ハロウィンシーズンも残り1週を切っている本日、新たな期間限定フォントがNERFECT.COMから登場した。
久しく新作が登場していなかったことと、昨年の限定フォントにそう惹かれなかったことから、正直、近頃のNERFECTにはそれほど注目していなかった。しかし今年の『Fiend Snack Size』は意外にも自分好みのデザインで、一本取られた心境だ。ドクロフォントとして、ハロウィン以外の用途に使えそうなところもおいしい。
デモフォントだけに後々、有料の完全版が登場するのかもしれないが。とりあえず、配布は今月末までとなっているので要注意だ。
【小ネタ】有料フォントサイトのハロウィン関連情報
■Scriptoriumの今月分の新作『Veronique』は例年通り、ハロウィン向けのデザイン。デモフォントの試用期間は1ヶ月
■P22 type foundryの作品で、ドクロの絵を含むdingbat『P22 Posada Extras』が半額セール中。MyFontsにて、10/31まで$9.97
Huxtable(Larabie Fonts)
他に『Blue Highway』『Nasalization』『Mufferaw』など、有料化したフォントのフリー版もバージョンアップ。またLarabie氏の有料フォントサイトTypodermicの全商品が、ハロウィンセールのため、今週のみ30%オフとなっている
Lovedrops(OFG H&D)
ハートと雫がモチーフとなっている、バレンタイン向きのフォント。またもやギャルの間でヒットしそうなデザイン。ラヴィ!!
S_Series 0027(S-SERIES)
こちらもごく最近登場した、期間限定のハロウィンフォント(Otherに置かれているので注意)。コウモリの翼風のデザイン
TOTP/JeannieShrimpton他(dincTYPE/Swinging London Mini Site)
※不定期で配布終了
天高くフォント肥ゆる秋
当ダイアリーでは2度めの記録となる、Font DinerのSpook-O-Matic(詳しくは昨年の記録を参照)が今年もオープンした。これを機に、今年度のハロウィンフォントをまとめておきたい。
■Spook-O-Matic、今年の期間限定フォントは『Creaky Frank』『Xerker』の2作
『Creaky Frank』はポップな雰囲気を併せ持つホラーフォントで、ぜひ入手しておきたい逸品。昨年の新作『Tattoo Girl』(見本でSPIDER'S PARLOURと表記されているフォント)も1年ぶりに登場している
■Norfok Incredible Font Designにて、フリーフォント『Pieces NFI』が登場
※ただしWin版はファイル破損?
映画フォントで知られるNFIでも、血文字・滴り系のホラーフォントが配布開始された。ところが自分のPC環境ではインストールしたフォントが正常に認識されず、Mac版しか動作が確認できなかった
■国内では珍しいハロウィン期間限定配布を、あくび印が実施中
限定フォントはブラックレター風の文字と王冠などの絵を含む『AK-Sweet Prison』と、ハロウィン向けの可愛いdingbat『AK-Halloween Party』の2作。どちらも実用性十分
■おなじみマンフレッド氏の新作にも、ハロウィン向けdingbatが登場
可愛い絵柄に興味がなければ、氏のシュールなdingbat『HelloweeniA』や『HalloweenTwo』を使ってみるのはどうだろうか。また後者の配布ページには、過去のホラーフォントへのリンクがまとめられていて助かる
なお新作フォントはハロウィン関係以外でも、多く登場している。個人的には、秋の大豊作でホクホクといった感じだ。
JudasPriest/Caviar Rancid(Gaut Fonts @ typOasis)
『JudasPriest』はその名の通り、伝説のヘヴィメタルバンドJudas Priest(ジューダス・プリースト)のロゴ風フォント。ちなみに同種の作品『Judaslike』が、一足先(昨年3月)に国内サイトのOFG H&Dから登場している
Third Extended Bold & Light※Mac用Type1のみ/Home Party
(Third Entertainment)
FONT PARTYに収録されている作品の配布が開始された。『Home Party』は細身の手書き風フォント、『Third Extended』は(FONT PARTYの)Mac用シークレットフォントでもある
Ballet(ソメシンズドットコム)
サイト移転、9月下旬の新規オープンと共に公開された新作dingbat。今までありそうでなかった、バレリーナのシルエットがモチーフ
Hibiscus(UKULELE MEOWTH)
ウクレレのファンサイトにさりげなく登場した、ハイビスカスの実用的なdingbat。
「ハイビのフォント、探してます」なギャルもこれでひと安心?
他にハワイアンキルトのdingbat『Hawaiian Quilt』が3種類あり、こちらの充実ぶりもなかなか
DIRTY FINGER/Koch Dingbats(Harold's Fonts)
Kingthings Flashbang/Kingthings Poppalock(Kingthings)
Rough Day(ANIGMA)/Midnight Snack BB(BLAMBOT)
Tall Films(GemFonts @ typOasis)/Masterdom(Iconian Fonts)
LVDC Melos(Lovedesign Co.)
■期間限定配布
PC Diva(pcCrafter)※インストーラ形式・要メアド登録
KremlinScript-Bold(SoftMaker)※リンクウェア
Regal Demise(Cumberland)
ふぉんとのためなら死ねる
先月に続き、今月も有料フォントサイトでのお楽しみが目立った。この類には一時的な配布も多く、記録する価値は大いにあるものの、なかなかタイムリーに追えないのが心苦しい。
そろそろハロウィンシーズンの到来だが、期間限定フォントの登場は楽しみでもあり、また期間内にまとめられるかが心配でもある。
■MAC Rhino Fonts始動、過去の有料フォント数作をフリーに
Fountainなどに作品提供していたデザイナーが、個人ブランドのサイトを開設。Mac用Type1のみとはいえ、有料フォントの配布は嬉しい。以前別サイトでも配布されたことのある(現在は終了)、『Montessori Script』もあり
■タイプラボより、人気フォントの太字版『セプテンバーM』登場 ※要登録
『セプテンバーL』の登録者であれば、同じページから試用版をDL可能。ただし登録がサイト移転(2004.03.01)前の場合、再登録が必要
■フォント村の筆横丁にて、飲食関係向きの和文フォント『あまから』登場
筆文字中心のフォント販売サイト。『あまから』は試用版(教育漢字までを収録)の配布もあり
【小ネタ】今さらながら、ファミコンミニ第3弾発売記念
アマチュア作品の宝庫・deviantARTにある『Diskun』は、ファミリーコンピュータ ディスクシステムのロゴフォント。Diskun=ディスくんとはマスコットキャラクターの名前で、フォントにも絵が収録されている
ちなみに作者は以前、某人間台風漫画(アニメ版)のロゴフォント『Humanoid Typhoon』も発表している。さらに付け加えるなら、コミック版のロゴフォントはI2f(フォントはLovely Itemsに)の『Trigun Maximam』が有名
Symmetric Things/Square Things 2(Fonts&Things)
幾何学形dingbatの新作
YARD SALE(Harold's Fonts)
マーカーによる手書き風の文字
Crosses/SerifsCaps/Hands他(Manfred Klein @ typOasis)
『Crosses』は十字のdingbat
LVDC GNCD RMX2(Lovedesign Co.)
ドクロマークを含む、グランジ系フォント。繋がるデザインが特徴
Galapogos/Sarcastic(ANIGMA GAMES & FONTS)
Wonderlism/Talk to the hand(PizzaDude!)
■期間限定配布
SundayGirl/OneFish/Portobello他(dincTYPE)※不定期で配布終了
PC Crackled(pcCrafter)※インストーラ形式・要メアド登録
Verona(SoftMaker)※リンクウェア
Nobody Small(Cumberland)
オリンピックだってばよ!
注文していたFONT PARTY(詳細は下に)が到着。参加サイトは過去のフォント集と比べて新しめのところが多く、オンラインフォント界の移り変わりを感じさせる。
そんな今月の、フォント的出来事は以下の通り。
■FLOP DESIGNより、フォントコンピレーションCD第3弾FONT PARTYがついに発売開始
53作を収録して2,000円(送料込み)という、格安のフォント集。収録作品は主に国内のフリーフォントサイトより提供されているが、このCDでしか入手できないものもかなりある。また特典としてシークレットフォントが含まれており、それらはWinとMacで内容が異なるという凝りよう
■FontShopのフリーフォントページ更新、オリンピック向けdingbatなどを配布
昨年6月に記したページが、アテネオリンピックの開幕と共にリニューアルされた。目玉はVirus Fonts提供のdingbat『Olympukes』で、オリンピックを皮肉ったユニークな観点でとらえたシンボルが多数含まれる(注:アダルト要素あり)。なおこの作品は、Virus Fonts本家の【VIRUS DOWNLOADS】でも配布中。
また他メーカーからの提供フォントにも変更があり、イエロー・サブマリンのロゴで知られる有名フォント『Ameria』(Type1のみ)などが登場している
※2004.9 メアド登録制に移行、『Ameria』の配布は終了
【小ネタ】日本ではありえない!?
『Ninja Naruto Font』は海外でも人気のある、日本の某忍者漫画のタイトルロゴに似せたフォント。さらに同サイトに設置されているNaruTxtGenで、入力テキストをあのロゴ風に加工できてしまう
AK-BlueHeaven/AK-BlueHeaven Promised(あくび印)
国産のカリグラフィフォント。上記FONT PARTYにも収録されているが、こちらは不具合解消のため先日バージョンアップ
Parismatch(FLOP DESIGN)
久々のフリーフォント新作で、FONT PARTYにも収録されている。2スタイルあり、『ParismatchBright』の方は女子に喜ばれそうなキラキラ付き
BD Wakarimasu KTA(BURO DESTRUCT)
海外デザイナーの手によるカタカナフォント
FFF Avanti(Fonts For Flash)
※フリーフォントはFREEBIES参照・要登録・リンクウェア
Seven Swordsmen(BLAMBOT Comic Fonts)/Reason(ANIGMA GAMES & FONTS)
BM germar-A12(BitmapMania)
■期間限定配布
Cheltenham(SoftMaker)※リンクウェア
Earwax Wit(Cumberland)